とある精神障害者の日記

鬱病と発達障害持ちの日記

帰宅しやんした

昨日の昼に

地獄(精神科病棟兼老人病棟)から地獄(自宅)への移動だなあと改めて

お見送りのばあちゃんの雄叫びもう一声欲しかったなあなんて

馴染んでんじゃねえか

とあるばあちゃんが「やってよ」と言って看護師さんたちに何かを要求して、何回かすると「おおーーーん!!」って叫ぶの

今日の帰りは一回だった

もう一回聴きたかったなあ

「すみませーんお願いいたします」って三回くらい言って看護師さんたちにガン無視されると「何の為に立ってんだてめえら」と始まるばあちゃんもいた

トイレでにっちもさっちも行かない時に限って声小さかったりする

毎日のように電話してる「ジュンちゃん(旦那さん)と別れる」って泣き出したりもする

病棟のボスいなくなったって作業療法の時借りた本に出てたけどいたよ、ポップな呪術師みてえな腕輪して公共物の紙ナプキン大量にくすねては下僕にあげてありがたがられて喜んでる人

「ウチカビ(沖縄の先祖供養の時に燃やす紙、燃やすと向こうで先祖が使えるお金になる紙)みたいですね!」って言いたかった

すげー言いたかった

車椅子使い出してから余計に調子に乗って水道占拠して看護師さんや助手さんの日々の掃除無視して勝手に掃除して疎まれてたし私にも小言言うから大嫌いだった

最初見た時「何か間違えた水森亜土?」とか「明るい水彩の呪術師?」と思ってたけど最終的に「魔(法少)女」ってところに落ち着いたおばちゃんもいた

あの歳であの格好ありなんだ、と勇気を貰った

去年は小児麻痺かなんかにやられた人に実害のない迷惑(要するに単にうざい)かけられたけど、今年は脳梗塞やっちゃったらしい人の脳梗塞やる前のこだわりなのかなあっていう行動にイライラさせられた

まず歩く時ゲコゲコ言う、げっぷ?何なの?げっぷにしちゃ短周期過ぎるし音も不自然

それから隙あらばトイレットペーパーを「掃除済み」の三角折にする、人が出るのくらい待てやって頻度で

あと水道のペダル?と蛇口をばあちゃんたちが高熱にしたままであろうが何だろうが真ん中にぴったり合わせる、これも隙あらば、というかじっとしてられないらしく本当に隙なくやる

椅子も自分がメシ食ってようが整える

ゲコゲコ言ってるのを嫌な顔で見てたら「何であんな顔してんだろ……?」みたいな顔されて会釈されて、ああ嫌がらせじゃなく本当に悪気も何もなくやってるんだ、と思ったら哀れみのが強くなっちゃったのが入院最後昼つまり昨日の昼

ちと困る行動も脳梗塞になる前の何かのこだわり行動なのかなーと思ったら、何だかなあって

うざいもんはうざいんだけども

そんなんなら同室のババアが何の疑問もなく部屋の仕切りのカーテン開けて覗いてきたのの方がよっぽどアレだったわ

やめてくださいって言ったらやめたけど、今日退院準備片付けて珍しくカーテン半端に開けて薄目で横になってたら変なものを見る目で見て行った

あんたが毎朝食事の時間に起きてこないのを看護師さんが呼びに行くの忍びなくて起こしてもアザラシのように眠るのをやめないあなたほどは見苦しくねえと思いますが如何かな

トドといえば、入院時ニャンニャンキロになってた体重がニャンニャンキロまで落ちた

二ヶ月で換算したらすごい落ちたじゃない!と医者は言うがカロリー一番少ない食事量で二ヶ月いた身としてはだな!

とりあえず7キロは落ちた

看護師さんにその話したら「停滞期よ。しばらくは何しても痩せないよ」と笑われた

本気のラジオ体操第一第二がいいらしいと教わったけどもね

縄跳びも車に転がってるからそれもやるかな……

作業療法でレシピ本たくさん読んで、親も食べそうなものをメモしたけど、食うかなあ

あ、本は持って行ったうちの14冊だか読んだ

アイヌプリがほんの少し見える本とか読めてよかったわ、あと日本語講師資格試験のテキスト「無理じゃね?何で10年寝かせたの?」っていうマジ後悔先に立たず

そして最後の最後になっても首絞めの癖はやっぱり抜けなかった

入院前よりやらなくなったし首と手の傷痕め痕は大分消えたけどね

退院するよって言ったら仲良し気分でいたばっぱ(ばあちゃんの意味の方言)がそれまで一言も喋らなかったし無表情だったのに、笑顔で、「退院?よかったね」って言ってくれた

掃除のおばちゃんとも仲良くなった

温泉旅館だったらまた来てねって言えるのにねーなんて言い合った

 

帰宅して早速夜遊び

いい加減寝よう